子どもが発達障害と言われて頭が痛いお母さんのイメージ

自分らしく生きる

カウンセリング実例1(実例をもとに再構成)

自分自身の道を見つけたい

【40代後半女性・既婚の方のご相談】

 

子どもが高校生になり、ようやく生活時間にゆとりができ始めました。

でも気がついたら、自分には何もないんです。社会人2年目で主人と出会い結婚しました。主人の実家はお豆腐屋さんで、嫁いだ私は店の手伝いをしながら家事をこなす毎日でした。子どもができてからは育児と家業のかけもちをなんとかこなしてきたんです。今考えるとずっと家にいるのでおしゃれもできないでいましたね。

 

下の子どもが高校生になり、手がかからなくなりました。お豆腐屋さんは長男が継ぎたいと言い出して私に代わって頑張ってくれていています。長男からある日「お母さんは自由にしていいんだよ」と言ってもらったのですが、特にやりたい趣味もないですし、このまま家事だけをしてずっと過ごすのかなと思うと気が抜けてしまいました。

 

幸せな悩みなんですけどこれから私の人生って何があるのかって考えると不安になります。

 

この問題にどうカウンセリングしていったのかをお読みください

 

カウンセリングシートに記入していただきます

カウンセリングシートはお話を進めていくうえで話を整理するためのシートです。ご記入していただきます。スムーズにお話するきっかけですから皆様にご協力いただいています。

カウンセリングの開始です。

ご相談者様の苦しかったこと、

辛かったこと等を全て聴かせてください。

やりたかったことはありませんか?

お話をじっくりお聞きして、何かやりたかったことがなかったのかお尋ねしました。

高校生の頃は計算が得意で将来は会計士の仕事をしたいと考え、簿記の資格もとられていたそうです。実は社会に出て、ビジネスウーマンとしてバリバリ仕事ができる人になってみたかったとのこと。

 

まだ興味がありますかとお聞きしたら、お豆腐屋さんのようなお商売ではなく、オフィスでもう一度仕事がしてみたいと仰いましたので、私は”もう一度勉強し直してみること”をお勧めしました。

 

お話すると「頑張ってみます!」と明るくお答えになりました。

 

後日談

勉強し直されて、元々持っておられたより一つ上の簿記資格を取得され、大阪市内の会計事務所に就職されました。フルタイムではありませんが、身だしなみを整え出勤して仕事をこなしていると充実感があるということです。

 

髪も切られて、すっかりビジネスウーマンの雰囲気です。やりがいのある仕事が見つかって良かったですねと申しあげると、カウンセリングの時と全く違った明るい笑顔で「はい!」と頷かれたのが、とても印象的でした。


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